地球上で平らな道と坂道が生じる理由について

2019/03/06

 読者の皆様へ。

 地球上で平らな道と坂道が生じる理由について考えましょう。

 もし、地球くらいの惑星で、真球体ならば、いくら平野を歩いても平らな道が続くと思われ

ます。

 物理学の教科書では、坂にある物体に働く重力を、坂の角度によりサイン、コサインで平面

に対して分解して解を求めます。

 しかし、地球上はどこでも球体表面上の一部なので、平面が存在すると仮定して解答を得よ

うとしますが、必ずこれは間違いが生じます。

 例えば、山に登る時です。皆さんは、平坦な道より同じ距離を移動するのも疲れます。これ

は、厳密に言えば、地球の中心(重心)があるとして、そこからの引力を受けるのですが、山と

いう複雑な形状と表面により、また、滑り、摩擦により、人間の足には複雑な力が加わります

 TVで観たことがある、地球上の坂道に見える下り坂を、球形のボールが登って行くのは目の

錯覚と言われています。

 家を建てる時に、地面を平坦にしても、時間が経てば床に傾斜が出来ます。何状化現象もあ

ります。地球上の永久凍土が溶けたり、自転が変化する事で、太陽の周りを公転する地球の軌

道も当然ずれてきます。

 だから、絶えず同じ条件の気候は地球上に有り得ず、時代によって気候変動していくものと

考えられます。

 それに、地殻変動もあります。地球の内部は動いているのだと思われます。言わずもがなだ

と思われます。

 続きはまた今度に。

                             2019年3月6日 著者