2019/01/10
読者の皆様へ。
色の黒と白の関係について考えましょう。
先ず、光が存在して居ないと色は存在しません。それを前提に、色の黒と白の対比について
考えましょう。
白い紙に、黒い細い線で文字が沢山書かれていたとしましょう。この黒い文字は、暗がりの
中では、見る事が出来ません。何故かと云うと、白い紙の部分が光を反射せず、黒い文字の部
分が光を吸収しているからです。
これに、徐々に蛍光灯スタンドで光を強くして当てて行くと、黒い文字がくっきりと浮かび
上がってきます。これは、黒い文字の部分以外が光を反射して、文字部分を眼に認識させない
からです。
今度は、逆に黒い下地の紙に白色の文字が書かれていたとしましょう。今度は、紙に当てる
光を強くして行くと、白色の文字がくっきりと浮かび上がります。
これらの関係は、似て非なるもので、人間は実は光の下では黒色を認識しやすいのです。
何故かと云うと、白色の紙に白色の文字を書いても、肉眼で認識出来ない事によります。こ
れを対比と言います。
物事は『対比』により、より際立つのです。
続きはまた今度に。
2019年1月10日 著者