2018/10/26
読者の皆様へ。
空間と物質の広がりと密度について考えましょう。
前回の、深海の金属箱の続きです。例えば、海底エレベーターを造るとします。これだと、
強化ガラスでそれを造るとします。
深海に降りて行くほどに、エレベーター内の気圧は上がると予想されますが、強化ガラスに
掛かる水圧は高いので、同じ厚さの強化ガラスだと、底に行くにつれて、先細りしていきます
。これは、どんなに形状の変化のしない素材でも防ぐことは不可能です。
だから、当然、危険性も考えて、底に行くほどにエレベーターの外にガラスの厚みを増しま
す。そうすると、水圧により、ほぼ均等な強化ガラス厚になります。
浮力というものがあります。浮力は、水の中に沈んでいる木とすると、その水の体積密度と
木の体積密度との体積と重力加速度をかけた力の差で表されますが、極端に深海まで届く様な
海底エレベーターでは、どうなるのでしょうか?
それぞれの深さでの同一物質の浮力が違うが、エレベーターは空気にしかさらされていない
とする。エレベーターの底から一気に浮力が掛かるのではなく、先程も言ったが、大袈裟に言
えばツボ型にしないと、エレベーターの形状が保てない。この少し大袈裟にいうと歪な形状に
複雑に掛かる。
だから、複雑な浮力を海水により、内部空間と強化ガラスが与えられる。これは、実験的に
行ってみないと判らないが、海流もあるので、強化ガラスが折れることも考えなければならな
い。
将来的に、他国の領海での採掘は決して行ってはいけませんが、基礎理論で海底何1000
メートルから、価値ある物質を採掘する場合は、この理論が必要になる。
大学の先生方はこぞって研究すると思われるが、それぞれの国は領海を守って、侵略的行為
をせずに、自国の領海内で技術をふるって下さい。
政治的な事はいいませんが、隣の庭に置いてある物を盗むのは犯罪行為です。隣国同士で話
あいを持ち、秩序ある採掘を行い、争いの無い様に協定を結び行って下さい。
海底の堆積物や埋まっている物質は、海底の流れや、プレートの移動で、流れますので、又
、領海をまたいで存在しているので、国際法に基づいて行って下さい。また金属の掘削機を使
用する場合でも同様です。
続きはまた今度に。
2018年10月26日 著者