視覚の続きの続き

2018/03/30

 読者の皆様へ。

 人間の目に言及すると、比較的に視野が広いです。現在、私は外出先に

いますが、近くの人工物から、遠くの山々、山脈までを、遠近的に奥行き

を持って、見る事が出来ています。

 ですが、この景色も、場所を移して細部を思い出そうとしても、不可能

でしょう。何故なら、目を通して送られてきた写像データを、脳が細部まで

を記憶するのに、物凄く容量を要するからです。

 コンピューターで、写真を保存する時にも、画質を極限まで良くして保存

すると、PCの記憶容量の大半を占めてしまいます。それで、画質を落として、

より多くの画像を保存します。それと同じことです。脳の記憶力(メモリー)

が、無限ではないので。

 しかし、肯定的にとらえると、人間の目は、連続的な時間の中で、存在し

ている物を、景色を、動体を、顔を動かしながら追うこともできます。

 脳と神経と筋肉が、より緻密に連動しているからです。

 だから、人間は、目に飛び込んでくる景色を、全体像としてボンヤリ見たり、

スポーツでは、1つのボールに集中して他の景色を認識しないようにしたりも

します。

 これは、育った環境によって、個人差はあるでしょう。

 続きはまた今度に。

                      2018年3月30日 著者