2018/12/08
読者の皆様へ。
地球の物質循環と経済について考えましょう。
前々から話している様に、地球上には有限な定められた資源しかありません。その資源を採掘
して、加工、製造して、付加価値を付けて製品にして、市場にて販売しています。
また、貴金属などは、必要に応じて相場が変動しますが、現在は高性能機械製品の部品を製造
する為に、レアアース、レアメタル等のグラム単位での取引値が高騰しています。
資源を採掘して製造するので、市場は拡大していきます。一方で、資源は枯渇して行くので、
値段が上がる。
農作物は、炭素を元にした有機物なので、再利用が簡単で、大量生産も簡単ですが、気候によ
る豊作、不作があり、値段変動が激しい。水産物、酪農に於いては比較的安定しているが、家畜
の餌等で、値段が変動する。
経済とは、所謂、物質の偏重であると推測される。富裕層が損をしないために物に変わる紙幣
、貨幣の動きを止める事でお金の回りが悪くなる。要するに、工場で言えば、生産工程のどこか
の工程で遅れが生じ、タクトタイムが狂う事により生じる。
皆が、お金を使いまくればバブル期の様に好景気になり、渋れば不景気になる。だから、その
工程不良を解決してやると、不景気が戻る可能性がある。
個々の企業でもこれは言える。新製品を開発したり、特許を取り市場を独占している企業は、
お金の一極集中が起こり、その企業は好景気に沸く。それが出来ない企業は淘汰されていく。
いくら技術力を持っていても、営業力が弱く、物を売る事が下手な企業は宝の持ち腐れだ。だ
から、技術力と営業力、その他、企業内の部署が潤滑良く機能すると会社の繁栄に繋がる。
人材(人財)についてもそうだ。優秀な社員を常に入れて、育てていく。そうすることで、技術
力を受け継ぎ進化して、企業も成長していく。
物質循環と経済循環との関係である。
続きはまた今度に。
2018年12月8日 著者