物質の崩壊とは何かについて

2018/12/01

 読者の皆様へ。

 物質の崩壊とは何かについて考えましょう。

 理論上、真空中で、素粒子が何も無ければ、運動している物質、例えば砂の塊でも崩壊しま

せん。崩壊とは、物質と物質の衝突により起こります。

 地球上で、何か物を投げて地面に落下するのは、地球の重力による引力と、空気抵抗による

進行方向への速度の損失によります。

 花火の原理は、火薬を着火すると火薬の分子が燃焼して、激しく動き回る事によります。だ

から、火薬を固めるのと、直線に粉を並べるのでは、意味合いが異なります。

 核分裂も、1つが衝突する事で、連鎖反応によります。(行ってはいけません)

 固い石の様な物に速度を与える時には、フォローすると加速度を与える事が出来ますが、イ

ンパクトを与えると、粉々に崩壊します。

 これは、エンジンでも言えます。原動機に急加速を要求すると必ず問題が生じ、長持ちしま

せん。ゆっくりと加速してやると衝撃が小さく、痛みが小さいです。

 宇宙開発でも、この原理が有効です。ロケットの打ち上げは、急にエンジンを急回転させ、

地球の引力から強引に引き離そうとしますが、保持器を付けて、ゆっくりとエンジンを吹かし

始めて徐々に出力を上げる装置が有れば、爆発も回避できますし、誤差も生じにくいと考えら

れます。

 例えば、野球の飛球です。私は専門家では有りませんが、フォロー(引っ張った)方が、目標

も定めやすいし、飛距離も出るのでは。投げるボールも、腕の回転を使い、放つ時に押してや

ると、遠距離に投げられます。ピッチャーとバッターの、投げる場所と打つ場所の正確さの良

い例だと思います。

 続きはまた今度に。

                             2018年12月1日 著者